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障害当事者であり、採用担当でもあるむじなです。
私はアラサーにして5回以上転職し、異動も含めれば15回くらいは「新しい職場で仕事をする」という経験をしています。そんな私ですが、新しい職場でしばらく過ごすと、必ずこう言われます。
「あれ、むじなさんまだここに来て○か月だっけ!?もう1年くらいは経った気がするよ。馴染んでるねー。」
まあ、気を使って言ってくれている人もいるとは思いますが、それでも相対的に見ても私は「職場で上手くやっていける方」です。
今回は、これまでの転職経験と、採用担当としての目線から、障害者が職場で上手くやっていくための方法をお伝えします。
職場での信頼を得て、のびのびと仕事が出来る環境を勝ち取りましょう。
職場が新しくやってきた障害者に求めることとは
職場で上手くやっていくためには、その職場でなたが求められていることを把握しなければいけません。
まず前提となるのは、「障害者は職場の人員にプラスアルファで配置されること」ということです。
障害特性上業務が限られることや離職率の高さなど様々な要因はありますが、これが健常者の就職とは大きく異なるポイントです。
つまり、企業側としてはあなたにそこまで過大な期待はしていないんです。もちろん、着実に業務をこなしていけば、戦力の一員として頼りにされるようになりますよ。
言われたことを言われたとおりにやる
そこで、あなたが職場で求められることは、
言われたことを言われた通りにやることです。
「何をそんな当たり前のことを」と仰いますが、どれだけこれが出来ない人が多いか。採用担当として現場や他企業の採用担当と話をする中で、間違いなく出てくるのが「言われたこともその通りに出来ない」という話です。
1.アレンジしない
多いのがこのパターンですね。あなたがどれだけ優秀でも、勝手に”自己流”でやらないことです。先ほどお伝えした通り、多くの職場では障害者に過大な期待を寄せていません。
もっと言ってしまえば、軽く見られているのです。まずは”言われたことは言われたとおりにこなせる”ことを見せましょう。
いくらあなたの言い分が正しくても、信頼を勝ち取っていない新参者の言い分を聞いてはくれません。「面倒な奴が来た」「言われたことも出来ない」と望まない評価を下されるでしょう。
そして、人間関係は第一印象が肝心なので、最初にこのような評価をされては挽回は難しいです。だから、言われたことを言われたとおりにやることが重要なのです。
2.ステップを踏む
一定の信頼を得た段階で、一連の仕事のやり方について「なぜそのやり方なのか」を確認しましょう。
これは最初に仕事の説明を受ける時に聞ければベストなのですが、最初にあれこれ聞くと煙たがられることもあります。すでに一定の評価をもらっている今ならば、詳細を教えてもらえるでしょう。
そのうえで、現在の仕事の手順と問題点、改善案を資料にまとめて提案しましょう。改善案は些細なことでも構いません。
これであなたは、言われたことを言われた通りにやれる”能力”と”素直さ”、そして自分の業務について改善案を考えられる”主体性”を職場でアピールできた訳です。
ここまで来れば、一戦力として十分評価され、「職場で上手くやっていく」ことが出来るでしょう。
障害者が職場で上手くやっていくための方法
- まずは言われたことを言われた通りにやろう
- そのうえで、仕事の手順の意味をしっかり理解しよう
- 最後に、自分の仕事の改善案を提案し、”能力” ”素直さ” ”主体性”をアピールしよう
障害者が職場で上手くやっていくためには、まずは言われたことを言われた通りにやることです。一つずつ信頼を積み重ねていけば、あなたがのびのびと仕事ができる環境に近付いていけるはずです。