障害者の就職・転職

障害者向け合同面接会のメリット・デメリット。どんな人におすすめ?

2018年5月10日

障害当事者であり、採用担当でもあるむじなです。

新卒採用がピークを迎える時期でもあり、最近ハローワークや人材紹介会社主催の「障害者向け合同面接会」が多数開催されています。

私も、初めての転職活動ではいくつも合同面接会に参加しましたし、現在採用担当者としても(企業側として)参加しています。

……が、限られた時間の中で行う転職活動では、合同面接会の優先順位は低いと言わざるを得ません。

合同面接会とは:様々な企業がブースを出展して、会社説明会と面接を行う就職・転職イベント。

 

合同面接会に参加するメリットとデメリット

一般的に、合同面接会に参加するメリットは大きく分けて2つあります。

1.書類選考なしで直接採用担当者と話ができる
1-1.WEBだけでは収集できない生の情報が得られる
1-2.採用担当者との会話から、自分と会社の相性を判断できる

2.一度にたくさんの企業の面接を受けられる
2-1.時間と費用が節約できる
2-2.自分で応募しようと思わないような、意外な企業と出会える

しかし実際参加してみると、

  • 面接時間が10~20分程度と短いため、深い話ができない(応募者についての情報収集・見極めだけでタイムオーバー)
  • 人気の(知名度のある)企業には行列ができていて、待ち時間が非常に長い
  • 面接できるといっても、本選考ではない「ゼロ次面接」であるため、通過しても次は「一次面接」からスタート
  • 「意外な企業と出会える」といっても、予備知識(準備)なしで行っても、通過は難しい

というデメリットも感じられるでしょう。

加えて、合同面接会では「その企業がどんな障害であれば受け入れられるのか自分で見極める」必要があります。

どんな職場でもほぼほぼ適応できるという(就労面で)軽度の障害なら話は別ですが、そうでなければ、基本的に「自分の障害が受け入れてもらえるか」はイチかバチかです。

長い列についてやっと面接ができても、(直接言わないでしょうけど)門前払いかもしれません。

実際、他に出展している企業の採用担当者と情報交換(というか雑談)することも多いですが、

「うちは視覚障害者は採ったことないし、適当な業務もないので、ダメですね」
「精神・発達障害者は、まだ社内の合意が得られてなくて。よっぽど優秀な経歴の方が来れば……」

なんていう企業が結構あります。

慣れてくれば対応の雰囲気で分かってくるものですが、経験値が足りないと見極めは難しいかもしれません。

転職エージェントであれば、面談で相談の上「自分の障害や能力にマッチする企業を紹介してもらう」形になるので、優先順位としては「まずは転職エージェントに相談」かなと思います。

 

まとめ.合同面接会はどんな人におすすめ?

  1. どうしても入りたい会社があり、合同面接会に出展する → 直接熱意をアピールできる
  2. 書類選考が通過できない → 書類選考なしで人事に会えるのでチャンスがある
  3. 自分に合った業界や会社が分からない → 色んな業界の企業が出展するので情報収集が捗る、思わぬ出会いもあるかも
  4. 気分が乗らず就職・転職活動に身が入らない → 志望動機を考える必要なし、最低限の経歴だけ書いた履歴書・職務経歴書を作っておけば他の準備は不要なので、就職・転職活動の初めの一歩、リスタートとしておすすめ

合同面接会は「いつでも気が向いたときに参加できる」というものではないので(開催日程が決まっているため)、参加できる日程で、かつ行きやすい会場で開催するのであれば、そんなに気負わずに参加してみるのがおすすめです。

(遠方からわざわざ高い交通費をかけて……というのは、費用対効果が薄いかもしれませんが)

 

2019年8月25日追記:サーナ就職フェスタに参加してきました

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