障害当事者であり、採用担当でもあるむじなです。
障害者の仕事・就職・転職についての無料相談コーナーを設けてから早半年。
これまで約100件の相談が寄せられ、都度回答しています(最近多数のご連絡を頂いているため、返信遅くなり申し訳ございません)。
同様の相談を頂くことが多い=ニーズの高い内容について、ブログでもご紹介していきます。
質問内容
障害者枠の事務職で働いている20代半ばの男性です(障害:ADHD)。
今の職場が自分に合っていないと感じていて、転職活動をしています。
職場とのミスマッチが原因の転職活動なので、今度こそ自分に合った会社を見つけたいと思い、面接では取り繕わず、素のままの自分で臨むようにしています。
本当の自分を見せて採用してくれる会社なら、長く働けると考えたからです。
しかし面接は軒並み不採用で、行き詰っています。今のまま転職活動を続けて成功できるでしょうか?
アドバイスを頂ければありがたいです。
むじなからの回答
いつもブログご覧いただきましてありがとうございます。
採用面接で「素を見せる」のは、自分にマッチした会社を見つけるためにも、大切な考え方だと思います。
しかし、「素を見せる」と「面接の準備をしない」はイコールではありません。
ありのままの自分を表現するにも、しっかりと準備しておく必要があります。
私は障害者採用担当者として、面接の際は「応募者のいいところを引き出そう」と思って質問をしています。他の企業の面接官も同じです。
しかし、「引き出そう」と思っても、何も出てこないようでは、評価のしようもありません。
「これまで一番思い入れが強い仕事は?」「どういう理由でそう思いましたか?」「その仕事でどのように成長できたと思いますか?」
しっかり自分の言葉で答えられますか?
素の自分を表現するためには、「どんな言葉で、どんなエピソードを話せば一番伝わるのか」を考えておく必要があります。
過去頻出質問一覧を記事にまとめていますので、まずこの質問について、「どう答えれば素顔を表現できるか」を考えて、書き出してみましょう。
(カンペではなく、話の引き出しを整理するためですよ)
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また、「面接で説得力のある話し方ができる」レベルになるには、やはり実戦経験を積むしかありません。
模擬面接で話す経験を積むなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
応募企業の「過去の質問事例」で練習してくれますので、実際の面接と近い経験ができます。選考通過のためのポイントもフィードバックしてもらえますので、面接準備には最適です。
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