障害者雇用・転職

障害者がサニーバンクで仕事をしてみた|2019年から現在まで利用した実体験【2026年版】

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聴覚障害と発達障害のある、むじなです。

私は2019年から、障害者専門のクラウドソーシングサービス「サニーバンク」を利用しています。

最初に利用したのは、会社を退職して資格取得の勉強をしながら転職活動をしていた時期でした。

失業保険の給付はあったものの、在職中より収入は減りますし、勉強にもお金がかかります。

そこで、副業的な感覚で在宅の仕事を始めてみようと思い、サニーバンクに登録しました。

当時は「データ入力」と「ライティング」の仕事を受注し、その後ライティングは10本以上納品。

それから7年ほど経った2026年現在もサニーバンクを利用しており、最近は主にウェブサイトのアクセシビリティ診断の仕事を定期的に受けています。

結論から言うと、サニーバンクは、

  • 本業とは別に副業をしたい
  • 在宅で、自分の都合の良い時間に仕事をしたい
  • 体調に合わせながら無理のない範囲で働きたい

という障害者にとって、選択肢の一つになるサービスだと思います。

一方で、案件数が多いサービスではないため、サニーバンクだけで安定した生活費を稼ぐのは難しいというのが、長く利用してきた私の印象です。

この記事では、2019年に初めて仕事をしたときの体験と、2026年現在の利用状況の両方を紹介します。

サニーバンクとは?

サニーバンクは、障害者専門のクラウドソーシングサービスです。

企業などから依頼された仕事を、登録している障害者が受注して報酬を得る仕組みです。

会社と雇用契約を結んで社員として働く障害者雇用とは異なり、案件ごとに仕事を受けるため、副業やフリーランス的な働き方をしたい人と相性の良いサービスです。

公式サイトでも、パソコンやスマートフォンを使った仕事を中心に、利用者のライフスタイルや特性に合わせて仕事を選べるサービスとして紹介されています。

私がこれまで実際に経験したのは、

  • データ入力
  • ライティング
  • ウェブサイトのアクセシビリティ診断

です。

2019年当時と2026年現在では募集されている仕事内容も変わっていますが、現在もさまざまな案件が募集されています。

ただし、常に大量の仕事が掲載されているサービスではありません。

この「案件数」については、後ほど詳しく書きます。

サニーバンクへの登録と仕事を受ける流れ

基本的には、

  1. サニーバンクに会員登録する
  2. プロフィールを作成する
  3. 募集されている仕事を確認する
  4. やりたい仕事に応募する
  5. 選考・事務局からの連絡を経て仕事を受注する

という流れです。

サニーバンクの公式サイトから無料で会員登録できます。

私が2019年に登録した当時は、プロフィールの入力項目が多く、「どこに何を入力すればいいのか分かりづらい」と感じました。

2026年現在も、サイトの使い勝手についての印象は大きく変わっていません。

ただ、実際に案件を受注した後は、事務局とのメールなどで仕事が進むことが多いため、仕事を始めてしまえばサイトを頻繁に操作するわけではありません。

事務局とのやり取りについて、これまで特に困ったことはありません。

2019年に実際に受けた仕事

私がサニーバンクを使い始めた2019年当時、公式サイトには、

  • データ入力
  • イラスト作成
  • ライティング
  • リモートアシスタント
  • 点字校正
  • ウェブサイトアクセシビリティ診断

などの仕事が掲載されていました。

私はその中から「データ入力」と「ライティング」の仕事を受けました。

以下は、あくまで私が当時実際に受けた案件の体験です。

データ入力業務

完全在宅でできる仕事でした。

専用サイトにアクセスし、画像として表示される文字を入力していくという内容です。

ノルマがあるわけではなく、

一定期間の中で、自分のできる範囲・自分のペースで作業し、実施した分に応じて報酬を受け取る

という形でした。

報酬は非公開なので具体的な金額は書けませんが、比較的タイピングが速い私が作業した場合でも、当時のコンビニアルバイトの時給には届かない程度でした。

一方で、

自宅で、自分の都合の良い時間に、対人ストレスもほとんどなくできる

というメリットがあります。

単純に時給だけを比較するのではなく、通勤時間や仕事中の負担まで含めて考える必要があると思います。

ライティング業務

こちらも完全在宅でした。

いくつかの分野から得意なジャンルを選び、その中からテーマを選んで記事を書くという仕事です。

私は障害者関連メディア向けの記事を担当しました。

案件では、

  • タイトル
  • 文章の項目立て
  • 各項目のおおまかな内容

などが指定されていたため、一からすべて自分で構成を考える必要はありませんでした。

報酬は「1記事あたりいくら」という形だったため、時給換算した場合の金額は執筆スピードによって変わります。

最初はかなり時間をかけて書いていたため、私の場合、効率だけを見ればデータ入力より低いくらいでした。

ただ、最初に納品した記事は修正なしで完了。

その後も継続して仕事を受け、最終的には10本以上の記事を納品し、単価もアップしました。

ライティング業務については、当時はテストライティングへの合格が必要で、テスト自体にも報酬がありました。

2026年現在はウェブアクセシビリティ診断を受注

2019年から時間が経ちましたが、私は現在もサニーバンクを利用しています。

最近、定期的に受けているのがウェブサイトのアクセシビリティ診断です。

サニーバンクでは2026年にも、公式の仕事募集ページでウェブサイトアクセシビリティ診断の募集実績があります。

ウェブアクセシビリティ診断とは、簡単に言えば、

障害当事者が実際にウェブサイトを操作し、「問題なく使えるか」「使いづらいところはないか」を確認する仕事

です。

アクセシビリティ診断をするには講習の受講が必要

私が受けているアクセシビリティ診断案件は、サニーバンクが実施する講習を受講した人が対象です。

私が受講した講習は、

  • Zoomによるオンライン実施
  • 約3時間
  • 受講料無料
  • 一度受講すれば、その後も対象案件に応募可能

という内容でした。

講習でウェブアクセシビリティについて学び、その知識を使って実際の案件に取り組みます。

サニーバンク公式サイトでも、一定の知識やスキルが必要な案件については事前に講習を行い、必要なスキルに達した会員に仕事を発注する仕組みが案内されています。

実際にどんな仕事をする?

具体的な案件内容や対象となるサイト名などは公開できませんが、私が受けている仕事では、

対象となるウェブサイトについて、

  • 指定されたページを確認する
  • 指定された操作を実際に行う
  • 不具合がないか確認する
  • 使いづらいところがないか確認する
  • 講習で学んだアクセシビリティの視点から評価する
  • 結果をレポートにまとめる

といった作業を行います。

作成したレポートを納期までに提出します。

案件によってボリュームは違いますが、私が受ける案件の場合、実際の作業時間は数時間程度であることが多いです。

納期は短い案件なら数日程度、通常は1週間前後のことが多いです。

最大のメリットは、

一定の期間内であれば、自分の都合の良いタイミングで作業できる

こと。

私は現在本業がありますが、平日の仕事が終わった後や休日など、空いている時間を使って対応できます。

実際に仕事を受けたときの流れ【2026年3月の例】

最近実際に受けた案件では、次のような流れでした。

日付 内容
3月17日 事務局から案件の案内メールが届く
3月18日 引き受けたい旨を返信
3月19日 選考結果の連絡。「参加してほしい」と連絡を受ける
3月20日 業務用のプロジェクト環境に招待され、作業開始
3月22日 作業完了・提出
3月26日 本来の提出期限

締め切りまでは約1週間ありましたが、私の場合は空き時間を使って数時間作業し、締め切り4日前には完了しました。

このように、本業をしながらでも自分の予定に合わせて進めやすいのが、アクセシビリティ診断の良いところだと感じています。

サニーバンクの仕事はどうやって決まる?

サニーバンクでは、公式サイトの仕事募集ページから自分で応募する方法があります。

私も募集ページを見て応募することがあります。

応募すると事務局から、

  • 仕事の概要
  • 実施予定時期
  • 報酬
  • 注意事項
  • 回答期限

などがメールで案内されます。

応募者が複数いる場合などは、選考が行われることもあります。

一方、私はこれまで継続してアクセシビリティ診断の仕事を受けているため、事務局から直接「この仕事をお願いできませんか」と連絡をもらうこともあります。

直接案内される場合は、事務局側ですでに仕事をお願いしたい会員に連絡しているため、あらためて選考が行われないケースもあります。

参加の意向を伝えて受注が確定すると、さらに詳しい仕事内容や作業方法などが送られてきます。

これは2019年に利用を始めた頃から感じていることですが、

一度仕事を受けたら、期限を守って、依頼された水準の仕事をきちんと納品することが大切

です。

継続して仕事をしていると、その実績をもとに次の案件を案内してもらえることがあります。

もちろん、仕事をすれば必ず次の依頼が来るという意味ではありません。

ただ、私自身は継続して案件を受注し、納期までに仕事をしてきた結果、募集案件へ自分から応募するだけではなく、事務局から仕事を案内してもらうことも増えました。

納品後はどうなる?報酬はポイントで受け取る

アクセシビリティ診断の場合、レポートを提出すると依頼主側で内容が確認されます。

内容について追加の質問が来ることもあります。

問題なく確認が終了すれば、その後報酬が付与されます。

報酬が付与される時期は案件によって異なり、

「○月末までに付与予定」

など、案件の案内時に説明があります。

サニーバンクでは、報酬はまずポイントとして付与されます。

2026年現在の公式ルールでは、

1ポイント=1円で、3,000ポイント以上貯まると現金への交換が可能

です。

マイページから現金化を申請すると、登録した銀行口座へ振り込まれます。

詳細な条件は変更される可能性があるため、現金化するときはサニーバンク公式FAQも確認してください。

サニーバンクはぶっちゃけ稼げる?

一番気になるのはここだと思います。

まず、個々の案件の報酬は公開できないため、具体的な金額を書くことはできません。

そのうえで私の実体験を言えば、

現在受けているウェブアクセシビリティ診断については、作業時間から時給換算すると、一般的なアルバイトをするより効率は良いと感じています。

自宅で作業できるため、

  • 通勤時間がない
  • 交通費がかからない
  • 一定期間内なら好きな時間に作業できる

という点を考えても、副業としてはかなり使いやすいです。

一方で、大きな弱点があります。

案件数がそれほど多くありません。

私の場合、現在仕事を受ける頻度は2~3か月に1回程度です。

そのため、

「サニーバンクに登録して毎月安定して何万円も稼ぐ」

といった使い方を期待するのはおすすめできません。

案件がもっと豊富であれば非常に使いやすいサービスだと思うので、この点は今後に期待したいところです。

サニーバンクを長く利用して感じるメリット

2019年から利用してきて、特に良いと感じるのは次の点です。

完全在宅でできる仕事がある

私がこれまで経験したデータ入力、ライティング、ウェブアクセシビリティ診断はいずれも、在宅で対応できる仕事でした。

通勤そのものが負担になる人にとっては大きなメリットです。

自分の体調や予定に合わせやすい

特に現在受けているアクセシビリティ診断では、締め切りまでの期間内であれば、自分の都合の良い時間に作業できます。

本業が忙しいときや体調が良くない日は作業せず、余裕のある日にまとめて進めることもできます。

障害によって体調に波がある人とも相性が良いと思います。

自分で営業しなくても仕事につながることがある

一般的なフリーランスの場合、自分で営業して取引先を探す必要があります。

サニーバンクでは、サイトに掲載された案件へ応募できます。

さらに、私の場合は継続して仕事を受けてきたことで、事務局から直接案件の案内をいただくこともあります。

営業活動が苦手な人にとっても利用しやすい仕組みです。

障害当事者であることが仕事につながる

ウェブアクセシビリティ診断は特に分かりやすい例ですが、

「障害があるから仕事の選択肢が狭くなる」

だけではなく、

障害当事者としての経験や視点そのものが仕事に活かせる

案件があります。

これはサニーバンクならではの特徴だと思います。

一方で感じるデメリット・注意点

一番のデメリットは、やはり案件数が少ないことです。

私自身は継続して利用していますが、それでも仕事を受けるのは2~3か月に1回程度。

安定して毎月収入を得るためのサービスというより、

条件の合う案件があれば副収入を得る

という使い方に向いています。

また、登録時のプロフィール作成やサイトの操作については、個人的にはもう少し分かりやすくなると良いと感じています。

サニーバンクだけに依存するのではなく、他の副業や本業と組み合わせて利用するのが現実的です。

サニーバンクが向いている人・向いていない人

実際に長期間利用してきた経験から考えると、サニーバンクは次のような人に向いています。

こんな人 相性
本業があり、副業をしたい人 ◎
在宅で仕事をしたい人 ◎
自分の好きな時間に働きたい人 ◎
体調に波がある人 ○~◎
自分で営業するのが苦手な人 ○~◎
毎月まとまった安定収入が必要な人 △
サニーバンクだけで生活したい人 ×

私自身も現在は、

「本業とは別に、空いている時間で条件の良い案件があれば受ける」

という使い方をしています。

このくらいの距離感が、一番使いやすいと感じています。

サニーバンク以外の在宅ワークも併用する

サニーバンクは障害者向けという大きなメリットがありますが、案件数は多くありません。

そのため、在宅ワークそのものを増やしたい場合は、一般のクラウドソーシングサービスと併用する方法もあります。

例えばクラウドワークスでは、ライティング、データ入力、事務作業など幅広い案件が掲載されています。

ただし、クラウドソーシングにも向き不向きがあります。

在宅で働くメリットや注意点、仕事の探し方については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

安定した収入を増やしたいなら「副業」以外の方法も考える

サニーバンクのようなサービスは、副業としては魅力があります。

しかし、案件があるかどうかによって収入が変わるため、毎月安定した収入を増やしたい場合は別の方法も考える必要があります。

特に、

  • 現在の給与を上げたい
  • もっと条件の良い障害者雇用へ転職したい
  • 在宅勤務できる会社を探したい

という場合は、副業を増やすより、本業そのものの条件を改善した方が効果が大きいこともあります。

障害者向け転職サービスについては、実際に利用した経験も含めてこちらで比較しています。

まとめ|サニーバンクは本業+副業として使うのがおすすめ

私が初めてサニーバンクを利用したのは2019年です。

当時はデータ入力やライティングの仕事を受け、その後ライティングは10本以上納品し、単価もアップしました。

そして2026年現在も利用を続け、最近ではウェブアクセシビリティ診断の仕事を2~3か月に1回程度受けています。

7年ほど利用してきたうえでの評価は、

「サニーバンクだけで生活するのは難しいが、本業と組み合わせる副業としては使いやすい」

です。

特に、

  • 在宅で仕事ができる
  • 自分の都合に合わせて作業できる
  • 障害当事者としての経験を仕事に活かせる
  • 実績を積むと事務局から仕事を案内してもらえることもある

という点は魅力です。

反対に、案件数はまだ多くありません。

安定収入を期待するのではなく、

「自分に合う案件があれば、空いている時間を使って仕事をする」

くらいの使い方が合っています。

2019年にこの記事を書いたとき、「こういうサービスが増えて障害者の仕事の選択肢が広がればいい」と書きました。

その後も実際にサービスを利用し続けている立場からすると、その考えは今も変わっていません。

興味がある方は、現在どのような案件があるか公式サイトで確認してみてください。

サニーバンク公式サイトを見る

※仕事内容、募集条件、講習内容、報酬・ポイント制度などは変更される可能性があります。応募時にはサニーバンク公式サイトおよび各案件の案内をご確認ください。

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