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聴覚障害+発達障害者、元人事マンのむじなです。
今年2月末に退職して現在転職活動中なわけですが、資格取得のための勉強が思ったよりきつくて転職活動に身が入らない感じです。
そもそも退職した理由の一つが資格取得(精神保健福祉士・キャリアコンサルタント)に向けての時間を確保したい、というものだったので焦って転職する感じでもないんですが。
しかし、失業保険の給付があるとはいえ在職中よりは収入が下がってしまいます、勉強にもお金がかかりますしね。
というわけで、副業的なノリで「サニーバンク」を使って在宅で仕事をしてみましたので、ご紹介します。
サニーバンクとは
サニーバンクは、障害者専門のクラウドソーシングサービスです。
「仕事がしたい障害者」と「障害者に仕事を発注したい企業」の仲介をしてくれるもので、労働契約を結んで社員として働くのではなく、自分のできる範囲の仕事を単発で請け負い、その対価を受け取る仕組みです。
副業やフリーランス的な働き方をしたい方向けと言えます。
登録方法と仕事のもらい方
使い方としては
- サイトに利用登録する
- プロフィールを作成する
- やりたい仕事を選んで応募する
という流れなのですが、2の「プロフィール作成」が結構やっかい。項目が多いしどこにどのように入力すれば良いのか分かりづらいところも多く、サイト自体の使い勝手は正直良くない。
ですが、仕事に応募した後はメールで担当者とやり取りする形なので、一度仕事を受けてしまえばサイトを使うこと自体がほとんどなく、最初だけ頑張ればその後はさほどの苦労はありません。
どんな仕事があるの?ぶっちゃけ稼げるの?
今現在(2019年6月11日)募集しているのは、下の6つの仕事です。
- データ入力
- イラスト作成
- ライティング(文章作成)
- リモートアシスタント(視覚障害者の視覚支援)
- 点字校正
- ウェブサイトアクセシビリティ診断(ウェブサイトのチェック、要講習受講)
私は「データ入力」と「ライティング」の仕事を受けています。
以下詳細を記載しますが、あくまでも「私が受けたケース」での話なのでその点ご了承ください。
データ入力業務について
完全在宅でこなせる仕事です。
専用サイトにアクセスして、画像として表示される文字を入力していきます。
ノルマがあるわけではなく、一定期間の間で「自分ができる範囲で自分のペースでこなして、やった分だけ報酬を受け取る」という形でした。
報酬は非公開なので細かい数字は出せませんが、比較的タイピングが早めの私がやって、コンビニバイトの時給には届かないくらいの報酬です。
しかしコンビニバイトと比べればストレスゼロですので悪くないですね。
ライティング業務について
こちらも完全在宅でこなせる仕事です。
ライティング業務は、いくつかの分野から得意なものを選び、さらにその中のいくつかあるテーマから書きやすいものを選んで書いていく形です。
私は「障害者関連メディア」向けの案件を受けましたが、他に複数の分野があるようで、担当の方の話では今後も増えていくとのことです。
データ入力業務とは異なり、「一つの記事を完成させる」仕事を請け負い、期日までに納品します。
執筆にあたっては、
- タイトル
- 文章の項目立て
- 各項のざっくりとした内容
の指定があるので、一からすべて自分で考える必要はありません。慣れていない方でも書きやすいと思います。
「1記事あたりいくら」という単価が決まっていますので、時給換算でいくら稼げるかは人によって異なります。速筆な方ならデータ入力業務以上に稼げるはずです。
ちなみに私は執筆に結構な時間をかけてしまったので、効率としてはデータ入力業務以下でした。慣れてくればもっと効率よく書けるようになるとは思いますが。
まだ納品したのは1記事だけですが、修正なしの一発OKが出たので、そこの手間はありませんでした。
2019年10月3日追記:これまで10本以上納品しましたが、すべて修正なしで完了しています。単価もアップ。
なお、ライティング業務を受けられるのは、テストライティングに合格した方だけとのこと。ちなみにこのテストでも報酬はいただけます。
どうやったら仕事がもらえる?
仕事をもらうために意識したのは下記の3つです。
- 仕事の募集が開始したらすぐに応募する
- 登録必須でないプロフィール項目もできるだけ埋めておく
- 期日までに納品し、少しでもクオリティの高い仕事をする
正直正解は分かりません(笑)
しかし、一番大事なのは、当たり前ですが3の「納品期日を守る」ということでしょう。ここが守れないと次の仕事はもらえません。
また、できる範囲でクオリティを高めることも意識しました。おかげさまで報酬も事前の提示よりプラスアルファで頂くことができたので、一定の評価はいただけたと思います。
ライティングについては次の仕事もお願いされているので、負担にならない範囲でやっていきたいと思います。
サニーバンクまとめ:完全在宅で完結できる、営業も不要なのは魅力
サニーバンクは2018年5月にスタートしたサービスですが、本格始動したのは2019年の4月。まだまだ始まったばかりで、そのため仕事の種類も量も少ないです。
まだまだ「受けられる仕事の総量」が不足しているため、「サニーバンクの仕事だけで生きていく」ということはできません。
しかし、
- 完全在宅で完結
- 仕事の量を自分の体調に合わせてコントロールできる
- 営業する必要もなし。しっかり仕事をこなせば向こうから仕事を提案してくれる
というのは、障害者にとってかなりありがたい存在です。
まだ本格始動したばかりなので、今後に期待です。こういうサービスがどんどん出てきて障害者の仕事の選択肢が増えてくれば良いですね。
在宅(クラウドソーシング)で仕事がしたいならクラウドワークス(PR)などのサービスもありますので、併用していくのもおすすめです。
◇
最後に、在宅での仕事は向き不向きもあります。下記の記事でまとめていますので、よろしければご参照ください。
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