障害者の就職・転職

障害者の転職、正社員より契約社員からスタートした方が賢いのでは?

2018年7月28日

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障害当事者であり、採用担当でもあるむじなです。

正社員と、契約社員、どっちが良いかと言われれば、「当然正社員」と答える方が多いかと思います。

確かに、「福利厚生」「退職金制度」「各種手当金」など収入面の差、雇用の安定の差はあります(今の時代、正社員なら安泰ということもありませんが)。

それを加味してなお、「正社員登用制度がしっかり機能している」「契約社員の年収で(現状)生活が出来るのであれば」という条件付きですが、契約社員から始める方が、結果賢いやり方なのでは?と思うようになりました。

転職5回以上のベテラン、かつ障害者採用担当者の経験から、「転職して契約社員からスタートするメリット」をお伝えしたいと思います。

「正社員しか考えられない!」とお考えの方も、一度目を通して、よく考えて頂ければと思います。

 

契約社員で転職するメリット1:採用されやすい(特に未経験)

壁にぶつかる男

まずは、正社員の求人より契約社員の求人の方が圧倒的に採用されやすいです。未経験の職種への転職を希望されているなら、なおさらです。

これ、当然の話だと思われるでしょうが、この「採用されやすい」というメリットについて、しっかり認識しておきましょう。

 

1.活動期間を短く抑えられる

あなたが「在職中で、しばらく現職で勤め続けても問題ない」ということなら、急いで転職先を見つける必要はありません。

が、「(ブラックな)現職で勤め続けるのが辛い」「離職中で早く職に就かなければ」という状況であれば、速やかに転職先を見つける必要がありますよね。

「絶対正社員で」とこだわった結果、健康を損ねたり、生活資金が底をついてしまっては元も子もありません。

 

2.ひとつ上のランクの企業を狙える

やはり大企業やホワイト優良企業ほど、採用難易度は高くなります。

しかし、契約社員の方が採用されやすいということは、「正社員の求人では採用されないレベルの企業」に採用される可能性があるということです。

キャリアアップを目指したい、(今はブラックな職場だから)絶対ホワイト企業に入社したいという方は、「契約社員から入って正社員登用を目指す」という手段も十分ありです。

 

契約社員で転職するメリット2:入社してみて「ブラックだった」「ここは合わない」となった時のダメージが少ない

くじ引きする男

会社選びは「くじ引き」です。

もちろん、事前にネットで情報収集したり、転職エージェントを通して内情を教えてもらったり、面接を通して会社との相性を見極めたりと、当たりの確率を高める方法はあります。

障害者がおすすめする転職エージェント【利用した8社から厳選】
面接官の対応から、会社との相性を見極め、会社の将来性を推し量る

しかし、それはあくまでも「確率を高める」であって、どこまで行っても「確実」にはなりません。

であれば、「くじに外れたとき」のダメージが少ない契約社員からスタートする方が、デメリットが少ないのでは?

 

入社したのが当たりの会社(ホワイト)だった場合

  • 正社員で入社→そのまま長く勤められる→
  • 契約社員で入社→長く勤める→正社員登用→

入社した会社が「当たり」だった場合は、どちらの雇用形態で入社しても結果変わりありません(しばらくは正社員より年収は低めになりますが、その分仕事の負担(量・難易度)も軽いです)。

「当たりの会社」なのですから、正社員登用制度もしっかり運用されているでしょう。真面目に勤めていれば、正社員への道は続いています。

 

入社したのがハズレの会社(ブラック)だった場合

  • 正社員で入社→短期での退職(or 仮に勤め続けても心身を壊す)→職歴に傷がつき(or 療養に時間がかかり)、次の転職に悪影響が出る→ダメージ大
  • 契約社員で入社→短期での退職(正規雇用じゃないので、退職も容易)→非正規雇用なので、職歴への傷も浅い→次の転職への影響も小さい→ダメージ小

「当たり」なら正社員でも契約社員でも問題ないんです。問題は、「ハズレ」を引いた時の違いです。

正社員雇用の離職(特に短期離職)があると、どうしても「どうして“正社員という責任ある立場だったのに”辞めたの?」という話になってしまいます。

脱線:そもそも正規であろうが非正規であろうが、たかが社員(雇われ、従業員)に責任なんて求めるなよとは思います。責任取るのは経営者の務めでしょーがと。しかし、現在の転職市場が(大分風向きが変わってきたとはいえ)こういう仕組みで動いているところが多いので、仕方ありません。

 

最後に

確かに、正社員として採用されて、そこが「当たりの会社」だった時の安心感は半端ないです。なので、正社員の求人にこだわる方の気持ちも分かります。

しかし、会社選びが「くじ引き」であり、当たりかハズレか分からない以上は、入社する際のファーストステップとして契約社員を選ぶのは賢い選択だと思います。

正社員にこだわって転職活動が上手く進んでいない方は、少し視野を広げてみてはいかがでしょうか?

なお、途中で書いたように、当たりの確率を高める方法はありますので、しっかり実践しましょう。

特に、転職エージェントを利用していない方は、絶対に利用すべきです。利用は無料で、会社の採用担当者と直接つながりのあるエージェントがそれぞれの会社の内情を教えてくれますので、当たりの確率はグンと高まります。
(それでも、相性というものがあるので、当たり100%にできないのは、これまでに書いた通りですが)

応募書類添削や面接指導も受けられるので、転職力もアップして一石二鳥です。

 

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