目次
障害当事者であり、採用担当でもあるむじなです。
今日も引き続き「障害者が就職・転職のために知っておくべきこと」をお話ししていきます。
①はこちらから。
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年齢制限はあるのか?
就職・転職において、年齢は大きな指標の一つです。「転職 年齢制限」と検索すると、「35歳上限説は誤り!」「実は転職成功者のうち40歳以上の割合が○割以上!」等たくさんの記事が出てきます。・・・が、
そんなに甘くはありません。
人事(採用担当)がどれだけ応募者の「人となり」を見てくれる人であったとしても、採用はあくまでも「こういう人がほしい」という様々な部署からの要請で行われるものなのです。新卒採用とは違って。
採用担当が応募者をチェックする中で、「お、この人はうちの会社に合いそうだ!」と思える人材を見つけて、配属予定部署の責任者にプッシュしたとしますよね。
しかし、その応募者の年齢が40歳を超えているだけで、「こっちが求めてるのは25歳から35歳で、○○の経験のある人なんだよね」と突っぱねられるのです。
募集をかけている部署は、「今欠けている人材」「今後育てていきたい人材」を求めているので、当然と言えば当然なのですが。その辺上手くコミュニケーションとって進めるのも私の仕事ではあるのです!・・・が、なかなか人も組織もすぐには変わりません。
このように、中途採用では人事部門の採用担当よりも、配属予定(人がほしい)部署の意向が色濃く反映されるのです。
障害者の就職・転職における年齢制限は?
一方、障害者採用は人事が主導権を持っていることがほとんど。もちろん事前に各部署の要望はヒアリングしていますし、面接にも同席してもらいます。
しかし、障害者採用はあくまでも「現在の人員にプラスアルファで配置する」ことが多いのです。どれだけ「当社は健常者と障害者の仕事を区別しません」と求人票に書かれていても、概ねそのスタンスは変わらないでしょう。
そのため、配属予定の部署の意向よりも人事の押し出しで選考を進めやすく、年齢や職歴だけにとらわれない採用が可能になるのです!
まとめ
年齢を理由に就職・転職をあきらめるのはもったいない
実際、私が過去在籍していた会社では、50代で未経験の方が正社員で採用されたこともありました。
とはいえ、配属予定部署を納得させるだけの材料が必要なことは確か。これまで私は
学歴、職歴・スキル、年齢は重視されない!
ということをお伝えしてきました。
それでは、障害者の就職・転職において、押さえておくべきポイントは何か?
次稿で詳しくお話ししたいと思います。こちらからどうぞ。
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