障害者の就職・転職

面接突破率96%の障害者が教える面接術 最強の評価「誠実」を得る方法

2017年9月2日

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障害当事者であり、採用担当でもあるむじなです。

突然ですが、みなさん面接は得意ですか?私は得意です。

私は新卒の就職活動から現在の転職活動まで、計50社ほど面接試験に臨みましたが、選考落ちしたのはたったの2社だけです(転職エージェントを使わずに転職活動していた時は、書類選考でガンガン落ちましたが)。

私は決して人前で流暢に話せる方ではないので、「なんでかなー」とずっと思っていました。

しかし、最近になってようやくその理由が分かりました。面接後のフィードバックや内定後に面接官に印象を聞くと、ほぼ必ず「誠実な人柄」という評価をもらうのです。そう、この誠実という評価こそが最強の秘訣だったのです!

よく考えてみてください。「この人誠実な人だな」って思った応募者、あなたなら落としますか?よっぽど職場や業務内容、スキルがミスマッチということでなければ、通しますよね。

採用担当をしているとよく分かりますが、皆さんが思っている以上に、「感じのいい」応募者って少ないんです。ましてや「この人は誠実な人だ」なんて思える人はほんの一握りです。

あなたが面接官から「誠実」という評価を得られれば、それだけで採用がぐっと近付くでしょう。

そこで今回は、採用面接において最強の評価である「誠実」を勝ち取るための方法をお伝えしたいと思います。

 

話が一貫している(矛盾していない)

「話していることがさっきと違う」

当たり前ですが、そんな人は「誠実」だという印象を与えることはできません。

自分をよく見せようとして出てしまう矛盾はもちろん、素直に話しているにもかかわらず矛盾が出ることもあります。そういう方は、面接前の準備が甘いです。

私は人前で話すのが得意ではないので、面接では毎度ものすごく緊張します。緊張すると話がスムーズに出てこないことは分かっているので、事前の準備を怠りません。

準備といっても、話すことを一言一句覚えるようなことはしません。ただ、自分のキャリアを振り返るなかで、「どのような仕事をしてきたのか」だけでなく、どのような思いを持ってその仕事に取り組んでいたのか、どのような思いでその会社への入社や退職を決断したのかを文字に起こして確認します。

人っていろんな要因ですぐに意見が変わる生き物なので、自分が素直に思っていたこと・起こした行動でも、時系列で書き起こしてみると、結構矛盾しているんです。

もちろんその時々の意見の相違には理由があるはずですが、事前にしっかりと振り返っておかないと、面接で急に深堀りされたとき答えられません。

なので、事前準備として紙に書き起こし、自分の思いや行動に矛盾がないか、矛盾があると思うなら、なぜ食い違っているのかをしっかりと自己分析して話せるようにしておきましょう。

 

自分の非を認められる(自責の意識がある)

いろんなことを「誰かのせいにしている」人って、誠実な印象は与えられないですよね。「自分に全く非はなかった」と言い張るのは、逆にマイナスポイントです。

アピールするべきところできっちりアピールし、非を認めるところはきっちり非を認めましょう。その素直さと潔さが、誠実な印象を与えるのです。

具体的には、「短期間での離職経験がある」「ブランク期間が長い」「転職回数が多い」「留年している」……など。ほかにも、話の中で面接官から突っ込まれることがあるでしょう。

そんな時は、自分の至らなさがあったことを認めつつ、その上でどのように行動したのかを語りましょう。

 

「誰かのために」を意識して仕事をしている

「自分さえよければそれでいい」という人に、誠実な人はいませんよね。

お客様のためでも、同僚のためでも構いません。誰かのために、自発的に行ったことを話せるようにしておきましょう。言われたからやったことでなく、”自発的に”がポイントです。

そんなに難しいことでなくても構いません。

  • チーム内の業務改善について提案した
  • 同僚の担当業務についてもアンテナを張り、見つけた情報を共有した
  • お客様に提供するサービスに、自分なりのプラスアルファを加えた

など、これまでの経験を振り返ってみれば、何かしら自発的に周囲に貢献したことがあるはずです。そういった経験を面接の中でアピールしましょう。

 

まとめ

  • 話が一貫している(矛盾していない)
  • 自分の非を認められる(自責の意識がある)
  • 「誰かのために」を意識して仕事をしている

この3つさえ意識していれば、自然と面接官は「この人は誠実だ」と感じてくれます。誠実こそが最強の評価であることは、私の戦績が物語っています。

是非皆さんも、面接に臨む前に、”誠実な自分”をアピールできるように準備しておきましょう。

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