障害者の就職・転職

【障害者の面接対策】志望動機の簡単な考え方

2017年8月16日

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障害当事者であり、採用担当でもあるむじなです。

エントリーする時、履歴書を書く時、面接の時……就職活動・転職活動において付いて回るのが志望動機。

1社2社ならまだしも、10社20社になるともう志望動機なんて浮かびません。私も変に考えすぎてしまうたちで、志望動機を考えるのが苦手でした。

しかし、自分が採用する側になって、ようやく「志望動機」について深く理解できたので、今回は志望動機についてお伝えします。

 

志望動機を問う理由

正直に言って、聞いたこともないような企業の、しかも未経験の業界だったりした日には、志望動機なんて浮かびませんよね。接点ゼロです。

しかし、志望動機って、そんな大したものじゃないんです。企業側も、そんな熱い志望動機を求めていません。応募者が複数の企業に応募していることくらい分かってますからね。

特に障害者採用に限って言えば、企業が求めているものは、おおよそ下記2点に集約されます。

  • 対人能力(コミュニケーション)
  • 障害特性上、(応募企業での)業務に支障がないか

にもかかわらず、どうして志望動機を問うのか。それは、あなたが面接を受けるにあたって、「ちゃんとうちの会社のこと調べた?」と問うているのです。

面接は、あなたという商品を売る商談の場とお考え下さい(あなたが売る相手を選ぶ場でもあります)。そう考えると、準備もせず「ぶっつけ本番」では行きませんよね?

企業が見たいのは、「最低限の準備ができているか(できる人か)どうか」です。

 

志望動機の組み立て方は?

調べるといっても、ネットで30分もあれば十分です。調べた内容をもとに、下記の流れで志望動機を組み立てましょう。

  1. 主要な製品・サービスについて触れる(志望動機のきっかけ)
  2. このような製品・サービスが生み出された背景を語る(企業に対する理解・認識)
  3. 自分のやりたいこと・できることとマッチしている(能力・特性とその理由)

少なくとも私は、これまで50社ほどの企業で面接を受けましたが、ほぼ全てこのパターンで志望動機を組み立てました。それでも面接で落とされたことはほぼありません。大体90%通過くらいですかね

そして、採用担当として様々な応募者の志望動機を聞いてみても、このパターンで話す人は多いです。

志望動機で大きくプラスのポイントを付けることはないので、マイナスにさえならないように、最低限の下調べをしておけばOKです。

実際、私の経験上志望動機について深く突っ込まれたことはありませんし、私も面接官として深く掘り下げて訊ねたことはありません。安心して面接に臨んでください。

 

「キャリアアップ」「ステップアップ」という志望動機は注意

一点だけ注意したいのは、志望動機の中で「キャリアアップのため」「ステップアップのため」という言葉を使うこと。一見ポジティブな志望動機に聞こえますが、安易に使うのはやめておきましょう。

これまでの経歴がしっかりしているほど、「キャリアアップのためと書いている(言っている)けど、うちでやってもらいたい業務では、そこにつながるとは思えないな」「希望の業務ではなかったと、また転職してしまうんじゃないか」と判断される可能性があります。

高評価にもかかわらず(高評価であるがゆえに)、面接官は「応募者のため」に不採用とすることがあります。

もちろん、面接の中で業務内容について詳細を聞いて、そのうえでキャリアアップに繋がると思えれば、伝えてもOKです。しかし、配属先や業務内容も不明瞭な段階では、なるべく使わない方が無難です。

 

まとめ

志望動機の組み立て方はワンパターン

でも、組み立て方は同じでも、いろんな企業で同じことを言ってはダメですよ。1社の面接につき30分ですので、そのくらいの手間はかけましょう。

それでも「どうしても思いつかない、うまく言葉にできない」「こんな志望動機でいいのか不安」という方は、転職のプロである転職エージェントに相談するのがおすすめです。

転職エージェントは各企業の情報を詳細に把握していますし、応募書類の添削や面接指導などが全て無料で利用できます。

書類作成や面接が不安な方はぜひ利用しましょう。

 

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