※本記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。内容は、私自身の利用経験と2026年9月時点の公式情報をもとに記載しています。
「リクナビNEXTに障害者雇用の求人はあるのか」
「一般求人に混ざらないよう、障害者雇用の求人に絞って探せるのか」
「障害者向け転職エージェントとは、どう使い分ければよいのか」
リクナビNEXTは障害者専門の求人サイトではありませんが、障害者雇用の求人も検索できます。自分で求人を探して応募先を広げたい人にとって、転職エージェントを補う選択肢になります。
私は聴覚障害と発達障害があり、障害者雇用での転職活動を複数回経験しました。過去には障害者採用コンサルタントと企業の障害者採用担当を経験し、現在は一般企業で人事労務の仕事をしています。
私自身、リクナビNEXTのグッドポイント診断を利用し、オープンポジションへの応募で必要になる「自分の強み」の整理に役立てました。
この記事では、リクナビNEXTで障害者雇用求人に絞り込む方法、利用前の注意点、オープンポジション対策、グッドポイント診断の活用法を順番に解説します。
先に結論
- リクナビNEXTでは障害者雇用求人を検索できる
- 「障がい者手帳」「障害者採用」などを表記を変えて検索する
- 「障がい者歓迎」は取りこぼしがあるため、補助的な検索条件として使う
- 検索結果から、障害者雇用枠の求人か応募条件を確認する
- 自分で求人を探したい人や、強みを整理したい人に向いている
- 求人提案や書類添削、面接対策を受けたい場合は障害者向け転職エージェントを併用する
リクナビNEXTに障害者雇用求人はある
リクナビNEXTの公式ヘルプ「障がい者雇用の求人について」では、障害者雇用求人を探す方法として、「こだわり条件」の「障がい者歓迎」を指定する方法と、キーワード検索が案内されています。
ただし、公式ヘルプでは、障害者雇用求人の取り扱いは多くないとも案内されています。障害者専門の求人サイトと同じ感覚で使うのではなく、応募先を広げるための追加の検索先と考えるのが適切です。
現在の掲載例は、リクナビNEXTの「障がい者手帳」のキーワード検索結果でも確認できます。ただし、キーワードによっては別の意味で同じ言葉を含む求人も表示されるため、求人票の応募資格まで確認する必要があります。
検索結果の件数を、そのまま障害者枠の求人数と考えない
リクナビNEXTのキーワード検索は、求人票に入力された言葉をもとに結果を表示します。このため、「障がい者雇用」で検索しても、次のような求人が混ざる場合があります。
- 障害者雇用枠で働く人を募集する求人
- 障害者手帳を持つ人を対象とするオープンポジション
- 障害福祉サービスの支援員を募集する求人
- 人事担当として障害者採用を行う求人
- 仕事内容の一部に「障害者雇用」という言葉がある一般求人
表示件数だけを見て「障害者枠がこれだけある」と判断せず、求人名、仕事内容、応募資格を一件ずつ確認する必要があります。
リクナビNEXTで障害者雇用求人を探す方法
1.手帳や障害者採用を示す言葉で検索する
取りこぼしを減らすには、最初から「障がい者歓迎」の条件を付けず、障害者雇用求人で使われやすい言葉をキーワード欄へ入力します。企業によって求人票の表記が異なるため、一つの言葉だけで見つからない場合は言葉を変えます。
- 障害者雇用
- 障がい者雇用
- 障害者採用
- 障がい者採用
- 障害者手帳
- 障がい者手帳をお持ちの方
- 障害者雇用 オープンポジション
「障害」と「障がい」の両方を試すのがポイントです。希望職種が決まっている場合は、「障害者雇用 経理」「障害者雇用 システムエンジニア」のように職種も加えます。
特に「障がい者手帳」「障害者手帳」「障がい者採用」「障害者採用」は、手帳所持者を対象とする求人を探す手がかりになります。ただし、キーワード検索でも関係のない求人が混ざることがあるため、表示件数ではなく各求人の内容で判断します。
2.「障がい者歓迎」は別の検索として確認する
リクナビNEXTには、次の手順で指定できる「障がい者歓迎」の検索条件もあります。
- リクナビNEXTの求人検索画面を開く
- 検索パネルの「こだわり条件」を開く
- 「求める人材」の項目を確認する
- 「障がい者歓迎」にチェックを入れて検索する
スマートフォンでは、検索画面の「すべての条件」または「こだわり条件」から設定します。画面構成が変わった場合は、検索条件の「求める人材」を確認してください。
ただし、「障がい者歓迎」のタグが付いていない障害者雇用求人もあります。反対に、この条件の検索結果へ障害者雇用枠ではない求人が含まれることもあります。タグの設定状況は求人ごとに異なるため、この条件だけで完全に絞り込むことはできません。
そのため、キーワード検索に「障がい者歓迎」を重ねて狭めるのではなく、キーワード検索と「障がい者歓迎」の条件検索を別々に行い、両方の結果を確認する方法が適切です。
3.勤務地、職種、雇用形態で絞り込む
検索結果が出たら、勤務地、職種、雇用形態、給与、在宅勤務などの条件を加えます。
ただし、最初から条件を細かく指定しすぎると、求人がほとんど表示されなくなることがあります。まずは勤務地と職種を中心に絞り、求人内容を見ながら条件を追加する方が探しやすいでしょう。
4.本当に障害者雇用枠か確認する
求人を開いたら、少なくとも次の項目を確認します。
- 障害者雇用枠の求人であることが明記されているか
- 障害者手帳の所持が応募条件になっているか
- 募集する仕事内容や配属先が分かるか
- オープンポジションか、職種別採用か
- 正社員、契約社員などの雇用形態
- 給与、勤務時間、休日、試用期間
- 必須となる経験や資格
- 在宅勤務や短時間勤務の利用条件
- 応募先が企業なのか、人材紹介会社なのか
「在宅勤務可」と書かれていても、入社直後から利用できるとは限りません。利用開始時期、出社頻度、対象となる業務など、求人票だけで分からない点は応募前または面接で確認します。
5.気になる求人を保存して共通点を探す
最初から一社に決めず、気になる求人を複数保存します。そのうえで、仕事内容や応募条件を比べます。
- どの経験が共通して求められているか
- 希望する働き方に近い求人はどれか
- 現在の自分に不足している経験は何か
- 応募時に説明する必要がある配慮は何か
求人を比較すると、自分が次に目指す職種と、応募書類で強調すべき経験が見えやすくなります。
リクナビNEXTが向いている人
リクナビNEXTは、次のような人に向いています。
- 転職エージェントからの紹介だけでなく、自分でも求人を探したい
- 応募したい職種や勤務地がある程度決まっている
- 求人票を比較して、自分で応募先を選べる
- 履歴書、職務経歴書、配慮事項を自分で準備できる
- グッドポイント診断を自己分析に利用したい
- 職歴を登録し、企業からのオファーも確認したい
特に、転職エージェントから紹介された求人だけでは選択肢が少ないと感じる場合に、自分で探す経路を追加できることがメリットです。
リクナビNEXTだけでは進めにくい人
一方、求人選びや企業との調整を一人で進めることに不安がある人は、リクナビNEXTだけで転職活動を完結させようとしない方がよいでしょう。
- 自分に合う仕事や応募条件を一緒に整理してほしい
- 障害や必要な配慮の伝え方に迷っている
- 履歴書や職務経歴書を添削してほしい
- 障害者雇用の面接対策を受けたい
- 給与、勤務条件、配慮事項を企業と調整してほしい
- 入社後も相談できる相手がほしい
リクナビNEXTの求人検索を利用するだけでは、障害者雇用を専門とする担当者がつくわけではありません。支援が必要な場合は、障害者向け転職エージェントを併用します。
障害者雇用のオープンポジションとは
障害者雇用では、オープンポジション形式の求人を見かけます。
オープンポジションとは、応募時点で職種や配属先を一つに限定せず、応募者の職歴、得意なこと、希望、障害特性などを確認したうえで、担当業務を検討する採用方法です。
以前のこの記事では、「障害者の求人は基本的にオープンポジション」と説明していました。しかし、現在は仕事内容が明確な職種別求人もあります。障害者雇用求人がすべてオープンポジションというわけではありません。
オープンポジションは応募しやすいとは限らない
職種を限定していないため、経験が少なくても応募しやすいように見えます。しかし、企業は選考を通じて「どの部署で、どの仕事を任せられるか」を検討します。
そのため、「何でもやります」と伝えるだけでは、採用後の働き方をイメージしてもらいにくくなります。
私も転職活動の初期に、能力や人柄については評価されたものの、具体的な配属先をイメージしにくいという趣旨のフィードバックを受けたことがあります。最終的には入社に至りましたが、複数の部署との面接を重ねることになりました。
この経験から、オープンポジションほど、次の内容を自分の言葉で説明する必要があると感じました。
- これまで担当した仕事
- 仕事で身につけた知識やスキル
- 得意な仕事の進め方
- 応募先で取り組みたい仕事
- 障害によって難しい場面
- 自分で行っている対処
- 会社に求める配慮
- 配慮があれば担当できる仕事
「強み+経験+希望業務」で伝える
自分の強みは、性格を表す言葉だけで終わらせず、実際の経験と希望する仕事へつなげます。
伝え方の例
私の強みは、手順を整理して正確に仕事を進めることです。前職では、月次業務の確認項目を一覧化し、作業漏れを防いでいました。この経験を生かし、事務職でデータ管理や業務手順の整備に取り組みたいと考えています。
このように伝えると、企業側は、強みをどの仕事で生かせるのかを検討しやすくなります。
グッドポイント診断で自分の強みを整理する
自分の強みが思いつかない場合に利用できるのが、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」です。
2026年9月時点の公式ヘルプでは、18種類の特徴から、その人に当てはまる5つの強みが示されます。所要時間は約30分、全3部構成で、一人1回だけ利用できます。途中保存はできないため、時間と通信環境を確保してから始めた方がよいでしょう。
最新の利用条件は、リクナビNEXTのグッドポイント診断公式ページで確認できます。
私の診断結果
私がグッドポイント診断を受けたときは、次の5つが強みとして示されました。
- 柔軟性
- 冷静沈着
- 決断力
- 悠然
- 現実思考
診断結果を読んで特に納得したのは、状況に応じて方法を変えることや、よりよいやり方を考える傾向でした。
ただし、診断結果に表示された言葉を、そのまま履歴書へ書くだけでは十分ではありません。5つの中から応募先の仕事と関係する強みを選び、実際の経験を加えます。
診断結果を自己PRへ変える手順
- 5つの強みから、応募職種に生かせるものを一つ選ぶ
- その強みを発揮した仕事上の場面を思い出す
- 自分が取った行動を具体的に書く
- 結果として何が改善したかを整理する
- 応募先でどのように生かすかを加える
自己PRの組み立て
私の強みは〇〇です。前職では△△という課題に対して、□□を行いました。その結果、◇◇につながりました。この経験を生かし、貴社では〇〇の仕事に取り組みたいと考えています。
診断は、自分を自動的に評価してくれる選考対策ではありません。自分では気づきにくい強みを探し、経験を振り返るきっかけとして使うのが適切です。
リクナビNEXTと障害者向け転職エージェントの使い分け
リクナビNEXTと障害者向け転職エージェントは、どちらか一方だけに決める必要はありません。役割が異なるため、併用できます。
| 比較項目 | リクナビNEXT | 障害者向け転職エージェント |
|---|---|---|
| 求人の探し方 | 自分で検索する | 条件に合う求人の紹介を受ける |
| 応募先の選択 | 求人票を読んで自分で判断する | 担当者から求人の説明を受けて判断する |
| 応募書類 | 基本的に自分で作成する | 添削を受けられる場合がある |
| 面接対策 | 自分で準備する | 模擬面接などを受けられる場合がある |
| 配慮・条件の確認 | 自分で企業へ確認する | 担当者を通じて確認できる場合がある |
| 自己分析 | グッドポイント診断を利用できる | 面談を通じて職歴や希望を整理する |
就労経験を生かして条件改善を目指す場合は、まずランスタッドで職歴や希望を相談し、リクナビNEXTでも自分で求人を探す方法があります。相談と自己検索を組み合わせることで、どちらか一方だけでは見つからない求人を比較できます。
ランスタッドを実際に利用した感想は、ランスタッドチャレンジドの利用体験記事で紹介しています。
atGPやdodaチャレンジを含めて比較したい人は、障害者向け転職エージェントの比較記事をご覧ください。
私ならリクナビNEXTをこの順番で使う
- 「障がい者手帳」「障害者手帳」でそれぞれ検索する
- 「障がい者採用」「障害者採用」でも検索する
- 「障がい者歓迎」の条件検索を別に行う
- 希望勤務地と職種を加えて絞り込む
- 気になる求人を3~5件保存する
- 仕事内容と応募条件の共通点を確認する
- グッドポイント診断で自分の強みを整理する
- 求人で求められる経験と自分の強みを結び付ける
- 履歴書、職務経歴書、配慮事項を準備する
- 支援が必要なら転職エージェントへ相談する
先に求人を見ることで、企業が求めている経験を確認できます。その後に自己分析をすると、「自分の強みのうち、どれを応募先へ伝えるべきか」を選びやすくなります。
応募書類を作成するときは、障害者雇用の履歴書の書き方も参考にしてください。面接へ進んだ後は、障害者雇用の面接で使える逆質問で確認事項を整理できます。
リクナビNEXTを利用するときの注意点
障害者専門の相談担当者がつくサービスではない
リクナビNEXTには求人検索、オファー、自己分析などの機能がありますが、求人検索を利用するだけで障害者雇用専門の担当者がつくわけではありません。
障害の説明、配慮事項、応募書類、企業への質問は、自分で準備することが基本になります。
求人の内容と応募資格を優先する
同じ「障害者雇用」という表記でも、仕事内容、雇用形態、給与、必要な経験、対象となる障害、配慮の範囲は異なります。
会社名や「在宅可」「正社員」といった目立つ条件だけで決めず、実際の仕事内容と応募資格を確認してください。
オファー機能の公開情報を確認する
オファー機能を利用する場合、登録した学歴、資格、職歴、居住する都道府県、年齢などの情報が企業へ公開されます。氏名や連絡先を含め、どの情報がいつ公開されるかは、登録時の設定と最新の公式案内を確認してください。
現在の公開範囲は、リクナビNEXT公式ヘルプの企業へ公開されるレジュメ情報の案内で確認できます。
グッドポイント診断は時間を確保して受ける
グッドポイント診断は途中保存できず、一人1回です。移動中や短い休憩時間ではなく、約30分間落ち着いて回答できる環境で利用しましょう。
診断結果は、自分の可能性を狭めるためのものではありません。結果に表示されなかった特徴が「自分にはない」という意味でもありません。応募先に伝える強みを考える材料の一つとして使います。
まとめ:リクナビNEXTは自己検索と自己分析に活用する
リクナビNEXTで障害者雇用求人を探すときは、「障がい者手帳」「障害者手帳」「障がい者採用」「障害者採用」など、表記を変えてキーワード検索します。「障がい者歓迎」の条件検索もできますが、すべての障害者雇用求人にこのタグが付いているわけではありません。
取りこぼしを減らすには、キーワード検索と「障がい者歓迎」の条件検索を別々に行います。どちらの結果でも、応募前に、採用区分、障害者手帳の要否、仕事内容、雇用形態、勤務条件を求人票で確認してください。
リクナビNEXTが特に役立つのは、次の二つです。
- 転職エージェントからの紹介だけでなく、自分でも障害者雇用求人を探す
- グッドポイント診断を使い、オープンポジションで伝える強みを整理する
一方、求人選び、書類添削、面接対策、配慮事項の調整まで支援してほしい場合は、障害者向け転職エージェントとの併用が適しています。
まず求人を確認し、興味のある仕事内容と応募条件を整理してみてください。そのうえで、自分だけでは準備が難しい部分を転職エージェントへ相談すると、役割を分けて進められます。
